ホームベーカリーはパン以外も得意?うどんやおもちも作れる活用術とおすすめ

ホームベーカリーはパンを焼くためだけの道具だと思っていませんか。実は、強力な「こね」や「加熱」の機能を活用すれば、うどんやおもち、さらにはジャムや甘酒まで作ることができます。パン以外のメニューを使いこなすことで、キッチンでの活躍の場がさらに広がり、日々の食卓がより豊かになるはずです。

目次

ホームベーカリーでパン以外も作れる?作れるものと得意分野

ホームベーカリーの基本機能である「こねる・発酵させる・焼く」は、実は多くの料理に応用できます。パン生地を作るパワーは、弾力の強いうどんやパスタの生地作りにも最適ですし、一定の温度を保つ機能は発酵食品作りにも向いています。まずは、どのようなメニューがホームベーカリーの得意分野なのかを知ることから始めましょう。

うどん・ピザ生地は「こね」機能で作りやすい

手作りのうどんやピザは美味しいものですが、生地を力強くこねる作業はかなりの重労働です。ホームベーカリーの「生地づくり」コースを使えば、材料を入れてボタンを押すだけで、この一番大変な工程をすべてお任せできます。強力なモーターが一定のリズムで生地をこね上げるため、手でこねるよりもムラがなく、滑らかでコシのある生地に仕上がります。

特にピザ生地の場合、こねた後にそのまま庫内で一次発酵まで行えるため、準備の手間が劇的に減ります。うどん生地であれば、こね終わった後に生地を少し休ませるだけで、すぐに切り分けて茹でる工程に移れます。自宅で打ちたてのうどんや、焼き立てのピザを楽しめるのは、ホームベーカリーユーザーならではの贅沢です。週末の家族での料理イベントとしても、生地作りを機械に任せられるメリットは非常に大きいと言えます。

おもち・おこわは「もち」コースがある機種が便利

「もち」コースを搭載しているホームベーカリーなら、つきたてのおもちを一年中楽しむことができます。蒸したもち米を専用の羽根で力強く「つく」作業を行ってくれるため、お正月だけでなく、普段の朝食や軽食としてもおもちが身近な存在になります。おもちだけでなく、もち米を炊き上げる「おこわ」が作れる機種もあり、和食のレパートリーも広がります。

使い方はとても簡単で、洗ったもち米と水を入れるだけです。蒸し上がると自動的に「つく」工程に入るため、熱いもち米を扱う必要もありません。つきたてのおもちは驚くほど伸びが良く、市販の切り餅とは全く別物の美味しさです。大福やあんころ餅といった和スイーツ作りも手軽に挑戦できるようになります。おもち好きな方にとって、この機能はホームベーカリーを選ぶ際の大きな決め手になるはずです。

ジャム・甘酒は温度管理できると失敗しにくい

ホームベーカリーの加熱機能と撹拌機能を組み合わせると、フルーツジャムを作るのも簡単です。鍋で作ると焦げ付かないようにずっと混ぜている必要がありますが、ホームベーカリーなら自動でゆっくりかき混ぜながら煮詰めてくれます。フルーツの水分を活かしたフレッシュなジャムが、ボタン一つで完成します。

また、最近のモデルに多いのが「甘酒」や「ヨーグルト」などの発酵メニューです。甘酒作りには60度前後の温度を数時間保つ必要がありますが、これは手動では非常に難しい作業です。ホームベーカリーの精密な温度管理機能を使えば、米麹とご飯を入れるだけで、砂糖不使用の自然な甘みの甘酒が失敗なく作れます。美容や健康のために発酵食品を習慣にしたい方には、このパン以外の機能が非常に役立ちます。

生地づくりだけ任せて「焼き」はオーブン仕上げもあり

「パン以外」の活用法として外せないのが、成形パンの生地作りです。ホームベーカリーに「こね」と「一次発酵」までを任せ、その後の成形と焼き上げをオーブンで行う方法です。これにより、食パンの形に縛られず、あんパンやメロンパン、シナモンロールなど、ベーカリーで見かけるような多彩なパンを作ることができます。

また、パンだけでなく、ドーナツや中華まんの生地作りも同様に可能です。ホームベーカリーは「最高のこね機」として活用し、仕上げのバリエーションは自分好みに広げるという使い分けは、パン作りに慣れてきた方にこそおすすめしたいスタイルです。庫内で焼き上げまで完結させるのも便利ですが、生地作りを分担することで、料理の幅は無限に広がります。

パン以外を作りやすいホームベーカリーおすすめ6選

ホームベーカリーによって、搭載されているパン以外のメニューは異なります。自分の作りたい料理に合わせて、最適な一台を選びましょう。

パナソニック ホームベーカリー SD-MDX4

パナソニックの最上位モデルです。プロの技を取り入れた「リッチ・パン・ド・ミ」だけでなく、パン以外のメニューも非常に充実しています。

項目内容
作れる主な非パンメニューうどん・パスタ、もち、ジャム、甘酒、コンポート
特徴温度管理の精度が高く、甘酒の仕上がりが非常に安定しています。
公式サイトパナソニック公式サイト

パナソニック ホームベーカリー SD-MT4

高機能ながらコンパクトなモデルです。パン以外のオートメニューも豊富で、日常使いに最適なバランスを保っています。

項目内容
作れる主な非パンメニューうどん・パスタ、もち、ジャム、甘酒、ケーキ
特徴もちつき機能もしっかり搭載。多彩な生地づくりコースが魅力です。
公式サイトパナソニック公式サイト

象印 ホームベーカリー BB-ST10(パンくらぶ)

象印ならではの強力なヒーターと、丁寧な「こね」に定評があります。具材の入れ方にもこだわりがあり、おもち作りも得意です。

項目内容
作れる主な非パンメニューうどん・パスタ、もち、ジャム、麺生地づくり
特徴「もち」コースでは、約1時間でおもちがつき上がります。
公式サイト象印マホービン公式サイト

タイガー ホームベーカリー KBD-X100

「IH」による高火力と細かい温度設定が特徴のモデルです。生地の熟成を促すプログラムにより、うどんなどの食感も良く仕上がります。

項目内容
作れる主な非パンメニューうどん・パスタ、もち、ジャム、ピザ生地
特徴IHならではの熱コントロールで、材料の旨みを引き出します。
公式サイトタイガー魔法瓶公式サイト

シロカ ホームベーカリー SHB-122

コストパフォーマンスに優れ、多機能なことで知られるシロカの製品です。パン以外のメニューが驚くほど豊富に搭載されています。

項目内容
作れる主な非パンメニューうどん・パスタ、もち、ジャム、そば生地、ヨーグルト
特徴リーズナブルながら、そば生地が作れるなど独自のメニューがあります。
公式サイトシロカ公式サイト

アイリスオーヤマ ホームベーカリー IBM-020

シンプルで使いやすい操作性が魅力のモデルです。必要な機能が厳選されており、パン以外の調理も迷わず設定できます。

項目内容
作れる主な非パンメニューうどん・パスタ、ピザ生地、ジャム、ケーキ
特徴10種類以上の自動メニューがあり、コストを抑えたい方にも最適です。
公式サイトアイリスオーヤマ公式サイト

ホームベーカリーでパン以外を失敗しないコツと使い分け

ホームベーカリーは非常に便利な道具ですが、パン以外の料理を作る際にもいくつかのコツがあります。特に生地の質感や後片付けの工夫を知っておくと、パン以外のメニューを作るハードルが下がり、もっと気軽に活用できるようになります。

「粉と水分の比率」を先に決めるとブレにくい

うどんやパスタの生地を作る際、最も重要なのは水分量です。パン生地よりも水分が少ない「低加水」の生地を作る場合、水分が1〜2%変わるだけで、こね上がりの状態が大きく変わってしまいます。レシピに記載された分量を正確に守るのはもちろん、その日の湿度や粉の種類に合わせて、まずは標準的な比率を自分の中で決めておくことが大切です。

デジタルスケールを使い、1g単位で正確に計量しましょう。また、水分を入れる際は、一度に全部入れずに少しずつ加えることで、粉全体に水分が行き渡りやすくなります。ホームベーカリーは自動でこねてくれますが、最初の数分間は生地の状態を覗いてみて、粉っぽさが残っていないかを確認するだけでも、仕上がりの安定感は劇的に向上します。

こね不足・こね過ぎを防ぐ見極めポイント

うどんやおもちを作る際、こねる時間は仕上がりのコシや伸びに直結します。ホームベーカリーの自動コースに任せるのが基本ですが、生地の種類によっては調整が必要な場合もあります。例えば、うどん生地であれば、表面が赤ちゃんの肌のように滑らかになり、指で押したときに心地よい弾力があれば、十分なこねが行われたサインです。

逆におもちは、つきすぎるとコシがなくなり、デロデロとした状態になってしまいます。標準の時間が終わった時点で、粒が残っておらず、全体に美しいツヤが出ていれば完成です。機種によっては追加のこね・つきが可能な場合もありますが、まずは規定の時間で状態を確認し、必要最小限の調整に留めるのが失敗を防ぐコツです。

具材は入れるタイミングで食感が変わる

おこわやジャムなど、パン以外のメニューでも「具材」を入れるタイミングは重要です。最初からすべての材料を入れてしまうと、こねたり混ぜたりする過程で具材が細かく砕けてしまい、形が残らなくなってしまうことがあります。おこわであれば、野菜や肉などの具材を潰さないよう、手動で混ぜ合わせるタイミングを見極めるのが良いでしょう。

ジャムを作る際も、果肉感を残したい場合は、大きな果肉は後から加えるといった工夫が有効です。また、甘酒を作る際にご飯の粒感を残したいか、滑らかにしたいかによっても、材料の混ぜ方を変える楽しみがあります。ホームベーカリーの自動メニューをベースにしつつ、ひと手間加えることで、自分好みの理想的な食感を作り出すことができます。

後片付けがラクになる洗い方とにおい対策

パン以外の料理、特におもちやジャムを作った後は、パンケースの掃除が大変そうだと感じるかもしれません。しかし、コツを掴めば後片付けは簡単です。おもちの場合は、ケースが温かいうちに水に浸しておけば、こびり付いたもちもするりと取れます。ジャムなどの糖分が多いものは、お湯に浸しておくと汚れが溶けやすくなります。

また、うどんやパスタなどの生地を作った後は、粉の汚れが羽根の隙間に入り込みやすいです。使い終わったらすぐに水洗いをし、細かい部分は古い歯ブラシなどを使って取り除くと清潔を保てます。カレー粉を使った料理など、においの強いものを作った後は、クエン酸や重曹を使ってお手入れをすると、次にパンを焼くときににおいが移るのを防げます。清潔に保つことが、ホームベーカリーを長く愛用するための秘訣です。

パン以外メニューを続けやすくするコツまとめ

ホームベーカリーは、パン以外のメニューを使いこなすことで、キッチンの万能選手へと進化します。うどんやおもち、ジャム、甘酒といった多彩な料理を、機械の強力なパワーと精密な温度管理に任せることで、手間をかけずに手作りならではの美味しさを楽しむことができます。パナソニックや象印、シロカなど、各メーカーが得意とする機能を理解して、自分に合った一台を選びましょう。

成功のポイントは、正確な計量と、後片付けのルーチン化です。最初はパン作りから始める方が多いですが、慣れてきたらぜひパン以外のコースも試してみてください。「今日は手作りうどんにしよう」「自家製の甘酒を作ってみよう」という選択肢が加わるだけで、食生活はよりクリエイティブで楽しいものになります。眠らせているホームベーカリーがあるなら、今こそパン以外のメニューで再デビューさせてみませんか。“`

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この記事を書いた人

パンの香りって、それだけで一日がちょっと良くなる気がして大好きです。ふわふわの食パンも、噛むほど甘い麦パンも、土地ごとのパン文化も、知れば知るほど奥が深いのが楽しいところ。地域のパンや各地のベーカリー、朝食の豆知識などパンの世界をまるごと楽しめる情報を発信します。

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