ジャムは何歳から大丈夫?離乳食の進め方とおすすめ商品7選

朝食のパンに彩りを添えるジャムは、子どもにとっても魅力的な食べ物です。しかし、市販のジャムは砂糖が多く含まれているため、いつから与えて良いのか迷う保護者の方も多いでしょう。基本的には離乳食が完了に近づく時期から検討できますが、砂糖の量や原材料への配慮が欠かせません。安全に楽しむための目安を確認しましょう。

目次

ジャムは何歳から食べられるかは砂糖量と月齢で考えやすい

ジャムを赤ちゃんに与える時期は、離乳食の進み具合や消化機能の発達に合わせて判断します。大人にとっては少量のジャムでも、赤ちゃんにとっては糖分が過剰になりやすいため、慎重に進める必要があります。まずは、月齢ごとの目安や、ジャムに含まれる成分が体に与える影響について正しく理解することから始めましょう。

離乳食後期以降から少量で試す人が多い

ジャムを食事に取り入れる時期として、一般的には離乳食後期の「カミカミ期(生後9〜11ヶ月頃)」からが良いとされています。この時期になると、バナナくらいの固さを歯ぐきでつぶせるようになり、パンそのものを食べる機会も増えてきます。しかし、この段階ではあくまで「風味付け」としての使用に留めるのが基本です。

最初は小さじ4分の1程度の、ごくわずかな量から始めます。ジャムは果物を煮詰めたものなので、アレルギーの心配がない果物を選びましょう。まずは、離乳食でも定番の「いちご」や「りんご」のジャムが試しやすい選択肢です。パンに直接塗る以外にも、お湯で少し伸ばしてソース状にし、パン粥の上にかけるといった方法も有効です。

1歳を過ぎた離乳食完了期になれば、少しずつ量を増やしていけますが、それでもジャムが主役にならないように注意してください。あくまで「食パンの味の変化を楽しむための補助」として活用することで、素材の味を大切にする味覚を育てることができます。急いで与える必要はないため、子どもの食欲や発達のペースに合わせて、ゆっくりと進めていきましょう。

砂糖が多いジャムは量を控えめにしやすい

市販のジャムの多くは、保存性を高めるために大量の砂糖が使われています。赤ちゃんの未発達な腎臓にとって、過剰な糖分は大きな負担になります。また、幼い頃から強い甘みに慣れてしまうと、野菜や白米などの素材本来の味を受け付けなくなる「味覚の偏り」が生じる恐れもあります。

砂糖の摂取は虫歯のリスクも高めます。特に寝る前の食事やおやつでジャムをたっぷり使ったものを食べると、糖分が口の中に残りやすく、虫歯菌の栄養源になってしまいます。そのため、赤ちゃんに与える際は、パッケージに記載された糖度を確認し、可能な限り「低糖度」のものや「砂糖不使用」のタイプを選ぶことが推奨されます。

「甘いものを食べさせると機嫌が良くなるから」と安易に量を増やしてしまうのは避けましょう。ジャムはあくまで嗜好品に近い位置づけであることを忘れず、大人が量をコントロールしてあげることが大切です。一日の砂糖摂取量を意識しながら、特別な日や朝食のアクセントとして、賢く取り入れるのが理想的な付き合い方です。

はちみつ入りは1歳未満は避ける

ジャムの中には、砂糖の代わりや風味付けとして「はちみつ」が使われている商品があります。はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている可能性があり、腸内環境が整っていない1歳未満の乳児が摂取すると「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険があります。これは最悪の場合、命に関わることもあるため、非常に重要な注意点です。

「加熱してあるから大丈夫」と考えるのは間違いです。ボツリヌス菌の芽胞は熱に非常に強く、通常のジャム製造の加熱温度では死滅しません。そのため、1歳になるまでは原材料欄を隅々までチェックし、少しでも「はちみつ」の記載があるジャムは絶対に与えないようにしてください。海外製のジャムや、こだわりの手作りジャムなどには含まれていることが多いため、特に注意が必要です。

1歳を過ぎれば腸内環境が発達し、ボツリヌス菌が体内で増えるのを防げるようになりますが、それでも初めて与える際は体調の良い日を選びましょう。まずは砂糖のみで作られたシンプルなジャムから始め、はちみつ入りのものは十分に成長してから楽しむようにしてください。安全を最優先に考えることが、健やかな成長を支える土台になります。

果肉のかたさは喉につまらない形にする

ジャムの中には、果物の形がそのまま残っている「プレザーブスタイル」と呼ばれるタイプがあります。大粒のいちごや、大きめにカットされたりんご、オレンジの皮(マーマレード)などは、咀嚼力が未発達な子どもにとって喉に詰まらせる原因になりかねません。

特に、粘り気のあるジャムの中に硬い果肉が混ざっていると、赤ちゃんは不意に飲み込んでしまい、むせたり気管に入ったりすることがあります。子どもに与える際は、果肉がしっかりと煮溶かされているペースト状のものを選ぶか、大きな果肉が入っている場合はスプーンの背で丁寧につぶしてから提供するようにしましょう。

マーマレードに含まれるオレンジの皮は、噛み切りにくく苦味もあるため、小さな子どもには不向きな場合があります。まずは口どけの良い「いちご」や「あんず」などから始め、徐々に食感のあるものへと移行していくのがスムーズです。食べ終わるまで大人がそばで見守り、正しくもぐもぐできているかを確認することも、窒息事故を防ぐために欠かせない配慮です。

子どもにも使いやすいおすすめジャム7選

砂糖の量や原材料にこだわった、子どもと一緒に楽しみやすいおすすめのジャムをご紹介します。

商品名特徴公式サイトリンク
アヲハタ まるごと果実(いちご)砂糖を使わず、果実と果汁だけで甘さを引き出した自然派ジャム。アヲハタ公式
アヲハタ 55(いちご)甘さ控えめで、すっきりとした後味が特徴の低糖度ジャム。アヲハタ公式
サン・ダルフォー(ストロベリー)砂糖不使用で保存料もなし。フランス産の果汁濃縮タイプ。サン・ダルフォー公式
明治屋 果実実感(つぶつぶいちご)果肉感がありつつも、甘すぎず毎日食べやすい仕上がり。明治屋公式
ボンヌママン(アプリコット)伝統的な家庭のレシピで作られ、添加物が少ない安心感。ボンヌママン公式
国産いちごジャム(各社)原材料が「いちご、砂糖、レモン果汁」のみのシンプルなもの。
りんごジャム(角切りなしタイプ)酸味が優しく、ヨーグルトなどにも混ぜやすい滑らかな質感。

ジャムをあげるときの量と選び方のポイント

子どもにジャムをあげる際は、味覚の発達や健康面に配慮した工夫が必要です。単にパンに塗るだけでなく、選び方や提供の仕方を少し工夫するだけで、糖分の摂りすぎを防ぎながら美味しく楽しむことができます。日々の生活で取り入れやすい、具体的なポイントを確認していきましょう。

最初はパンに薄くのばして少量にする

ジャムを初めてパンに塗る際は、大人が食べるような厚塗りは避けましょう。パンの表面が透けて見えるくらい、薄くのばして塗るのがコツです。これにより、ジャムの甘みが強くなりすぎず、小麦本来の味も一緒に感じることができます。薄く塗ることで、ジャムの粘り気でパンが喉に張り付くリスクを減らす効果もあります。

また、食パンに塗る場合は「食パンの耳」を避けて、柔らかい白い部分だけに塗るようにしましょう。パンの耳は噛みごたえがあるため、そこにジャムがたっぷり付いていると、噛んでいるうちに口の中が甘さでいっぱいになってしまいます。真ん中の柔らかい部分に薄く塗ることで、咀嚼の練習を邪魔することなく、風味の変化を楽しむことができます。

量を控えることは、食べこぼしによる汚れを防ぐメリットもあります。子どもが自分で手づかみ食べをする際、ジャムが多いと手がベタベタになり、周囲も汚してしまいがちですが、薄塗りであれば比較的綺麗に食べることができます。食事の楽しさを損なわない範囲で、適切な量を大人が調整してあげてください。

原材料で「はちみつ」「洋酒」を確認する

市販のジャムを購入する際は、必ずパッケージ裏面の原材料表示をチェックしてください。前述した「はちみつ」の有無はもちろん、もう一つ注意したいのが「洋酒(アルコール)」です。大人向けの高級なジャムや、香りにこだわったマーマレード、ブルーベリージャムなどには、風味付けのためにブランデーやラム酒が使われていることがあります。

製造工程でアルコール分はほとんど飛んでいる場合が多いですが、デリケートな乳幼児には避けた方が無難です。特にアレルギー配慮を謳っていない一般のジャムは、多種多様な成分が含まれていることがあるため、できるだけ「砂糖、果物、レモン果汁(またはペクチン)」というシンプルな構成の商品を選ぶようにしましょう。

着色料や香料が不使用のものを選ぶのも、子どもの味覚を育てる上で良い選択です。素材の持つ自然な色や香りを知ることは、食への興味を深めるきっかけになります。スーパーの棚には多くの商品が並んでいますが、少しだけ時間をかけて裏面を見る習慣を持つことが、子どもの健康を守ることに繋がります。

甘さが気になるときはヨーグルトに混ぜる

パンに塗るとどうしても甘みがダイレクトに伝わりやすいですが、プレーンヨーグルトに混ぜることで、甘さをまろやかに調整できます。ヨーグルトの酸味とジャムの甘みは非常に相性が良く、乳製品の栄養も一緒に摂れるため、朝食やおやつに最適な一品になります。

混ぜる際は、ジャムの量を控えめにして、ヨーグルト自体の白さが残るくらいにするのがポイントです。全体をピンク色に染めてしまうほど入れるのは、糖分の摂りすぎになります。ジャムはあくまで「酸っぱさを和らげるためのエッセンス」として使いましょう。これにより、砂糖が入っていないヨーグルトも子どもが喜んで食べてくれるようになります。

また、カッテージチーズやパン粥に少量混ぜるといったアレンジもおすすめです。ジャム単体で与えるのではなく、他の食材と組み合わせることで、一回あたりの摂取量を抑えつつ、満足度の高い食事を提供できます。果物そのものを用意するのが難しい時の代わりとして、上手に活用しましょう。

開封後は冷蔵で早めに使い切る

子ども用のジャムとして「低糖度」や「砂糖不使用」のタイプを選んだ場合、特に注意しなければならないのが保存方法です。砂糖は本来、天然の保存料としての役割を果たしますが、糖度が低いジャムはその力が弱いため、一般的なジャムに比べて非常にカビやすく、傷みが早くなります。

開封後は必ず冷蔵庫の奥に入れ、温度変化を最小限に抑えましょう。また、ジャムを取り出す際は、必ず清潔なスプーンを使用してください。一度口に入れたスプーンや、パンくずがついたスプーンをビンの中に戻すと、そこから雑菌が繁殖してしまいます。子どもは免疫力が弱いため、大人が衛生管理を徹底することが重要です。

目安として、低糖度ジャムは開封後2週間以内に使い切るのが理想的です。大きな瓶で買うよりも、鮮度を保ちやすい小さな瓶で購入するほうが、最後まで安全に食べ切ることができます。「まだ残っているから大丈夫」と過信せず、見た目や臭いに少しでも異変を感じたら、迷わず処分する勇気を持ちましょう。

ジャムは何歳からの目安まとめ

ジャムを子どもに与える時期は、離乳食後期の生後9〜11ヶ月頃からを一つの目安にしましょう。最初はパンに薄くのばす程度から始め、1歳未満の場合は「はちみつ」が含まれていないかを厳重に確認してください。砂糖不使用や低糖度のタイプを選び、糖分の摂りすぎに配慮することが大切です。

果肉の大きさや食感に気を配りながら、ヨーグルトに混ぜるなどの工夫を凝らせば、ジャムは食事を楽しくしてくれる便利なアイテムになります。アヲハタやサン・ダルフォーなどの安心できるブランドを活用し、衛生面にも気をつけながら、子どもの健やかな食生活を彩っていきましょう。親子で美味しい朝食の時間を楽しんでください。

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この記事を書いた人

パンの香りって、それだけで一日がちょっと良くなる気がして大好きです。ふわふわの食パンも、噛むほど甘い麦パンも、土地ごとのパン文化も、知れば知るほど奥が深いのが楽しいところ。地域のパンや各地のベーカリー、朝食の豆知識などパンの世界をまるごと楽しめる情報を発信します。

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